【プレスリリース】ジビエラーメンプロトタイプ試食会を開催します

美味しく食べてSDGsの実践
環太平洋大学の学生と地元企業がコラボしたジビエラーメン
「ジビエラーメンプロトタイプ試食会」 1月5日開催

<概要>
中小企業向けに企業ブランディングに取り組んでいる株式会社ファーストデコ(本社:東京都千代田区、代表取締役:扇野睦巳)は、2021年9月から環太平洋大学(所在地:岡山県岡山市、学長:大橋 節子)の非常勤講師として、SDGs貢献型のブランド戦略論を担当しています。この度、授業の一環で学生さんが考案したジビエラーメンを地元中小企業や専門家とコラボして「ジビエラーメンプロトタイプ試食会」を2022年1月5日(水)17時から開催します。

<いきさつ>
「ジビエラーメンプロトタイプ試食会」は、昨年9月から担当している環太平洋大学のブランド戦略論の中で、ジビエレザーチームの発案で生まれました。ブランド戦略論では、9つのチームに分かれ、社会課題を解決するブランド構築に取り組んでいますが、このジビエレザーチームでは、昨年11月に実施した鹿のと殺や食肉加工のフィールドワークを通じて、命の大切さを皮だけではなく食からもアプローチしたいと学生さん達が自発的にストレッチ目標を立て、ジビエラーメンづくりにもチャレンジすることになりました。
ターゲットは、学生さんたちのご両親の世代(団塊ジュニア世代)で、美容や健康に気遣うお母さん(お父さん)世代とZ世代が一緒に、楽しく美味しくカジュアルに食べられるラーメンをつくることで、結果として地域にも役に立ちたいという価値観の人たちが自然に増えていくのではないかと仮説を立てています。
シカやイノシシのお肉は、カロリー控えめで栄養価が高く、骨からとるスープはコラーゲンたっぷりで注目されていますが、中高年の間では「高い割に美味しくない」というイメージが根強いのも現状です。
一方で、牛肉に対する環境負荷が問題視され、カーボンニュートラルの一環で大豆ミートといった代替肉の開発も進んでいますが、シカやイノシシが大量に生息する岡山産のジビエも代替肉の一つとして普及することで、SDGsを実践する好循環ができるのではと考察しています。
そこで、ジビエ料理研究家の中川 妙子さん(岡山市出身)、株式会社冨士麵ず工房(本社:岡山県岡山市)専務取締役の波夛悠也氏、そして先日「ディスカバー農山漁村の宝」として岸田総理から表彰をされた株式会社アーチファーム(本社:岡山県岡山市)の黄ニラ大使こと代表取締役の植田 輝義氏にもご協力いただき、下記の日程で「ジビエラーメンプロトタイプ試食会」を開催する運びになりました。
この試食会で改良を加えたラーメンは、1月12日(水)に開催される中川妙子さん主催のTaeko’s Kitchen@岡山(B-style)で採用になるほか、新しい岡山名物として地元レストランやカフェ、その他飲食店などにも提案していく流れになっています。

<ジビエラーメンを通じて解決したい社会課題>
イノシシやシカといった野生鳥獣による農林水産被害金額は、岡山県全体で3億円程度と依然として高い水準となっています。その被害地域は、年々広域化しており、農業者の生産意欲の減退や耕作放棄地の増加等が問題となっています。捕獲された野生鳥獣のほとんどは、そのまま焼却されて廃棄されており、岡山市だけで約4000頭のイノシシが毎年焼却処分されています。
株式会社ファーストデコ、代表扇野睦巳は、岡山市出身であり、2021年4月よりジビエレザーやエシカルレザーの普及促進を行う一般社団法人やさしい革(所在地:東京都墨田区、代表理事:山口明宏)の理事メンバーに加わったこともあり、産学官連携で人と動物と食に関わるサステナブルサプライチェーンの構築を狙いとしています。
現在、ジビエ料理の普及は少しずつ進んでいるものの、レザーとしての利活用はまだ少ないということもあり、ブランド構築の授業でジビエレザーのブランド化に取り組みたいという学生さんと共に、実際に鹿の捕獲やと殺を見学するフィールドワークも実施しました。

偶然にも環太平洋大学1期生の卒業生で、倒産した食肉加工場を再建中の株式会社どんぐり(本社:岡山県岡山市)の代表取締役、石原佑基氏の協力のもと食肉加工の現場も学生さんと見学し、小さな命に向き合ったことで、人間の都合で殺されてしまう野生動物を余すところなく活用できないかという思いに至りました。

野生動物を主とする食肉加工場では、個体の状態がまちまちである点、地元猟銃会からの供給が一定でない点、消費量が少なく在庫を廃棄せざるを得ない点で赤字経営が続き、まずはジビエについて広く知ってもらう活動として、骨やお肉を無駄なく使え一般的に食べやすいジビエラーメンの開発をする運びとなりました。
また、環太平洋大学のある瀬戸地区は、200m以下の低い山が数多くあり、シカ・イノシシの恰好の生息地になっています。近年では、畑を荒らすだけではなく、車や人と衝突する事故も見られるようになり、瀬戸地区での駆除とジビエの消費拡大が急務となっているため、地元に密着し貢献する大学の初の試みとしても期待されています。
当日は、シカやイノシシを使ったラーメンや、台湾風混ぜそば、餃子に黄ニラやパクチーを用い、岡山らしさを出しつつ、カジュアルな雰囲気でおしゃれに楽しめるカフェでの提供に挑戦します。

このジビエラーメンプロトタイプ試食会で改善・改良を行ったラーメンは、1月12日水曜日に同じ場所で開催される中川妙子氏のジビエイベントでコースの中のメニューとして提供する予定です。12日には、地元のジビエ料理愛好家の他に、愛媛、大阪、愛知で飲食店を経営している経営者が視察に来る予定になっており、これに先駆けての試作品の試食会という位置づけになっています。

<ジビエラーメンプロトタイプ試食会概要> 
開催日時:1月5日水曜日 17時~18時
開催場所:Cafe B-style
住所:〒700-0904 岡山市北区柳町1-4-4 スクウェアパーク1F
会費:2000円(税込)/報道関係者の方は無料
定員:20名
参加方法:メールにて受付 mutsumi3@gmail.com
お問合せ先:株式会社ファーストデコ 代表取締役 扇野睦巳(おおぎのむつみ)
TEL 090-4808-5181

<会社概要>
社名:株式会社ファーストデコ
代表取締役:代表取締役 扇野 睦巳 (おおぎの むつみ)
本社所在地:東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル12階
URL:https://firstdeco.co.jp/
設立年:2015年5月
資本金:1,000万円
従業員数:1人
事業内容:経営理念構築支援、ビジネスモデルイノベーション支援、ブランド構築トレーニング業務、広告宣伝および販売促進並びに印刷物に関する企画、制作、実施、写真、ビデオ等の映像の企画及び撮影並びに編集、印刷物の企画、デザイン、編集、制作、ウェブサイトの企画、デザイン、編集、制作、他

<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社ファーストデコ 代表取締役 扇野 睦巳
TEL:090-4808-5181 FAX:050-3737-5399