モンゴル発のエシカルレザーを通じてSDGsに取り組む、MONY for Childrenが5月5日に発足します。

MONY for Children

モンゴル国の大平原で牧畜された羊の皮を、人と環境にやさしい革にアップサイクルした「MONYレザー」が日本に初上陸!

株式会社ファーストデコ(本社:東京都千代田区、代表:扇野睦巳)は、一般社団法人やさしい革(所在地:東京都墨田区、代表理事:山口明宏)の理事メンバーとして、持続可能な地球を次世代につなぐため、モンゴル発のエシカルレザーの普及を促進するパイロット事業「MONY for Children」を2021年5月5日(水)に発足します。
エシカルな革製品の普及を促進し、持続可能な地球を子ども達の笑顔のためにつなげる活動がスタートします。
https://mony-for-children.jp/

きっかけ

このプロジェクトは、現在の革素材の作り方に疑問を感じ、安全な革製品を後世に伝えていきたいという一人の想いからスタートしました。
山口産業(本社:東京都墨田区、代表取締役:山口明宏)は1938年に創業し、今年で83年を迎える老舗企業です。
先代である創業者が、フランスでの展示会に参加し、植物由来のなめし方に触れた1990年頃から、ミモザの樹皮を使った独自のラセッテーなめしを開発しました。
ラセッテーとは、Russet が語源で、朽ちた葉という意味。木々から落ちた葉が土にかえりまた新しい命を育むという循環型社会を皮革の世界でも実現したいという想いが込められました。
革をなめす工程では、重金属系の薬品を使ったクロムなめしが一般的となっていました。発色がよく、お手入れが簡単で、革を柔らかく加工できるとうメリットがある一方、海外のなめし工場地帯でクロム排水による土壌汚染や、工場で働く職人そして近隣住民の健康被害が社会課題になっていました。

革製品を通じた社会課題解決へ

そこで、2015年に現社長の山口明宏氏が代表権を継ぐタイミングで、世界に伝える前にまず自社がラセッテーなめしのみを行う工場となり、不当な再販防止のために、技術は最初から無償でつたえることを決心。世界に広める活動がスタートしました。
広めた先の国の職人さんが、次の国へと伝えていけるように製法レシピの簡素化と品質管理のシステムを築いてけるようにと、2017年に一般社団法人やさしい革を設立。
2018年度JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業民間連携事業基礎調査によりモンゴル国で「やさしい革」づくりがスタートしました。

モンゴル国のタンナーの方々にラセッテーなめしの必要性を根気よく伝えながらチームワークを育み、モンゴル国のMONと山口のYをとって「TEAM MONY(モニー)」と名付けられ、2019年には、モンゴルの羊やヤギ皮で試作に成功。それを使って、ラグビーボール型のクッションを作ることにも成功しました。

クラウドファンディングを通じて日本市場へ

2021年1月8日から2月27日まで実施したクラウドファンディングでは、モンゴル発のSDGsプロジェクトのストーリーを伝え、日本へ認知度アップのために、ラグビーボール型クッションというツールを使って、みんなで楽しく健康づくりという明るくポジティブな訴求にし、元ラグビー日本代表選手の佐々木隆道氏が考案したラグッパ体操の訴求からスタート。最終的には、特定非営利活動法人ビーイングアライブジャパンさんの長期療養児支援にパスがつながっていきました。

世界初となる、「未来に優しい」という社会的価値を持つMONYレザー。この素晴らしい生い立ちを持つ革がいよいよ日本に上陸!

MONYレザーを使ってみたいという日本のものづくりの方々からのお問合せが増え、クラウドファンディング終了後は、日本のファンの皆様と一緒に、エシカルな革製品づくりに取り組みやさしい革のある暮らしを提案する、モニーフォーチルドレンというパイロット事業が5月5日に発足する運びとなりました。

持続可能な地球を次世代の子どもたちにつなぐというプロジェクトビジョンを国境を越えて世代も越えて達成するため、楽しく快適に革製品を使えば使うほど社会も環境も良くなる取り組みをこれから本格的にセミナー活動等を通じて啓蒙し、ものづくり×スポーツ×SDGsの取り組みを行ってまいります。

▼公式サイトはこちら
https://mony-for-children.jp/